【二本立て作品】
上演時間:前半 30分 / 休憩 10分 / 後半 50分
なめとこ山の熊
原作:宮沢賢治
脚本:さとうねあきら
自然豊かな美しいなめとこ山では猟師の小十郎と子熊たちが相撲をとって遊んでいます。しかし小十郎は熊打ちの名人。生きていくために熊を殺します。でも熊が憎くて殺すのではありません。本当は誰よりも熊たちを大切に思っているのです。熊と小十郎との間には、生きていくための「命のやり取り」があり、命の尊さがひしひしとせまってきます。「自然」と「命」に触れ、「生きること」を考える。今を生きる子供達に届けたい一作です。
セロ弾きのゴーシュ
原作:宮沢賢治
脚本:大野俊夫
ゴーシュはあまり上手でないと評判のセロひきでした。ある晩、いつものようにセロの練習をしていると三毛猫がやって来ました。次の晩は、かっこう鳥。その次の晩は、たぬきの子。そしてそのまた次の晩はネズミの親子。それから六日目の晩。ゴーシュは町の公会堂で演奏を終えました。 拍手の音はあらしのように鳴りやみません。ゴーシュが動物達との交流を経て、芸術家として成長していく姿に勇気をもらえる物語です。